- コロナ禍で2年程新入社員の採用をしていなかったこともあり、今回の新入社員研修は私にとってもとても新鮮でした。私が始めたころからすると採用活動も早め、早めに行動できることで、自身で選んで当社へ来てくれる学生さんと出会えるようになりました。つまり、考え方やモチベーション、価値観がある一定の所で揃っているように感じます。
- そうなると、私も研修内容の進め方を工夫しないといけないと感じます。初回はまず、和式の動作を知ってもらうことから始めてみました。これも、形を教えるのではなく、自分で考え、気づけるように、また想像できるように、そして自身の潜在能力に自信を持たせられるような指導の仕方が出来たらいいな、と思い、いろりろと私も考えて取組みました。
- 今回私の中で研修のテーマとして考えている事の1つに、「文化=石苔亭いしだのスタッフ」があります。もちろん、まず和式での所作やマナーを身に付けてもらう事も大事です。けれど、私の教えは型にはめる事ではありません。その意味と理由を知っていただき、本人の潜在意識に眠る日本人としての感性を蘇られる事への挑戦だとして、指導に取り組んでいます。
- 何も指導をしていないうちに、まず自分の思うがままに行っている様子です。不思議だと思うかもしれませんが、洋服から着物に代わるだけで、人の所作というものは変わるものなのです。その事に少しでも気づいてもらえていたなら、その上で正しい知識をしり、再度体を動かしてみた時、いろいろと気づけることがあるのではないかなと思うのですが・・・・今回の私の手法は、どうだったでしょう。私も勉強です。
- 人に教えようとするとき、自分自身が一番の学びをするようです。とっても緊張するし、見せませんが、内心とっても不安です。どれだけ事前の準備が自分の中で出来ていたかが当日の成果にもつながる事でしょう。
まだまだ5日程研修が続きます。
意味ある時間となってくれるよう、私も精いっぱい頑張ります。新入社員の皆さんに、少しでも勇気に繋がる研修となれるといいな。そして、1日も早く、素直な自分らしい表情で、優しくお客様をもてなせるようになってくれると嬉しいな。よろしくお願いいたします。