- まだ新しく一度も使っていない食器の山。私が石苔亭いしだに従事する前に購入した食器から、記憶にある食器等とにかく倉庫に積み上っているままの物を思い切って整理を始めています。本当に胸が痛いのと腹立たしいのと仕方が無いのと・・・・過去何度も、どこかで生かしてもらえるところがないか聞いてみたり、使ってゆくように考えてみたり・・・
- しかし、時代が変わると品物の魅力もなんとなく生かすのが難しく感じる物や引取っていただけるところも見つからなかったり、時代の流れというものはなかなか厳しく、容赦ないものです。お金に苦しい思いを経験し、苦労してきた私は、この目の前に広がる備品の山がまるで現金を捨てているよう奈感覚とこれを作ってくれていた方々への申し訳ない思いと、切ないだけでなく、生かすことが出来ない自分に苛立たしさを感じながら作業をしています。
- 時代がそれだけ流れているという事でもありますね。当時は団体旅行が主流でした。食器や備品の発注もとにかく単位(ロット)が多かった。今は、在庫を抱える事を避け、使い切りを心がけるようにしながら、極力ごみを減らすこと、無駄をなくすこと、用途によっては大切に使えるものを購入すること、オペレーションを見直す事。などなどありとあらゆる方面から物を見て、考えるように心がけています。
- これからの時間を社員全員が同じ意識で過ごしてもらうためにも、身の回りを整理整頓し、可能な限りシンプルな環境を作るという事が、丁寧な生き方をしてゆく為のも大切な環境づくりだと考えています。もったいないけれどこれからの時間をより効果的にしてゆく為にも・・・・そして、今の時代の気候変化を感じるだけでも、地球環境への課題解決に真剣に向かい合った経営を考える事は、未来の子供達の為にとても重要だと感じています。私にとって本当に重要な深刻な経営課題であり、経営責任だと受け止めています。