南信州天昇オロチ〈和太鼓・獅子舞〉
【題目】
南信州天昇オロチ〈和太鼓・獅子舞〉
【演者】
南信州複合芸能文化の会(みなみしんしゅうふくごうげいのうぶんかのかい)
【説明】
南信州複合芸能文化の会は、南信州に伝わる様々な文化芸能を複合的に組み合わせた芸能を創作している団体です。南信州の様々な市町村のメンバーで構成されています。
この南信州には、獅子舞、人形浄瑠璃、農村歌舞伎、能狂言、和太鼓お囃子など様々な芸能がありますが、こちらの演目はこの地域でも保存会の数が一番多い獅子舞をモチーフとした舞台となっております。
毎年10月には飯田市で南信州獅子舞フェスティバルが開催されます。また7年に一度のお練り祭りでは、この地域の獅子舞保存会が50基以上出ての盛大な獅子舞の共演を観ることもできます。獅子頭が赤かったり黒かったり、獅子頭が獅子ばかりではなく虎や牛のものもあります。お囃子も各保存会で特色があり一つ一つの獅子舞の演舞を観るだけでも1日あっても足りないくらいです。
その中でも、ひときわ目を引くのが本日ご覧いただく「南信州天昇オロチ」です。
舞台が始まる口上を人形浄瑠璃で行なったり、狂言語りのあらすじ紹介も有名です。また舞台のクライマックスには、地上7メートルのバルーンのオロチが、獅子舞の背中を割って登場するという演出もあります。この地域のポップカルチャーの文化も取り入れ、お囃子にロックの要素も盛り込まれた伝統芸能と現代のサウンドが融合した舞台演出もお楽しみいただけます。
紫宸殿の宴では能舞台という限られた空間での演舞ですので、大きなオロチを登場させることはできませんが、南信州天昇オロチの第1幕1の段「黒獅子と荒御魂の戦い」の場面をご覧いただきたいと思います。
上演スケジュール
- 2024/12/21