- 3年程まえでしたでしょうか。当社を巣立っていった仲間が新年の挨拶に来てくれました。思わぬ人の突然のサプライズです。何より、随分立派な男性に成長していたその姿に感動してしまいました。
- お客様もいらっしゃったというのに、思わず喜びの声を上げてしまいました。2023年の幕開けも、お客様を筆頭に、現場スタッフ、退職をしていった元仲間からも幸せと勇気を頂きました。「多くの皆様から愛される宿づくり」を目指している私にとって、それを実感させていただける出来事だと感じます。
- お客様をお見送りをさせていただく中でも、ほんの少しの会話を交わす時間に意識を集中させています。その一瞬一瞬にお客様からの様子をバロメーターに自分の仕事ぶりを反省するのが私の習慣です。私の在り方で、その場の印象で、どこまでお客様の心に触れることが出来るかに魂を込めています。うまくいかない時もありますが、そういう時であっても、私の場合お客様に救われることが多いです。その度、素敵なお客様ばかりにご来館いただけている事を実感いたします。うまくいかない時は、そのほとんどの原因は私自身の心の状態と受け止めます。だから、仕事を通じ、人を通じ、私は自分自身の弱さを認め、魂を磨くのです。
「人は鏡」相手から感じる様子は、そのまま自分自身が与えている様子だという事を昔から意識して育ってきました。母の教えです。相手がどんな様子であろうとそれに影響されないように、言い訳にしないように、常に感謝の思いを自分自身のど真ん中において、人と触れ合えるようでありたい。そんな自分になれるよう、人に少しでも優しい気持ちが伝えられるよう、今年も自分の魂を磨き続けたいと思います。