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2024年09月05日

「重陽(ちょうよう)の節句」が近づいてまいりました

「重陽(ちょうよう)の節句」は家族や自身の長寿と
一家の繁栄を祈る行事として、古来よりお祝いが催されてきました。
 
中国伝来の陰陽説によれば奇数は陽の数、偶数は陰の数とされ、
9は一桁の奇数としては一番大きな数ですので「陽の極まった数」として、
陽数を代表する数と考えられました。
また、数字が重なる事がめでたい日付とされていた為、9月9日が
「陽の極まった数の重日」ということで「重陽」となったそうです。
 
旧暦の9月9日は、現在の10月中旬頃にあたり、まさに菊が美しく咲く時期です。
菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。
菊を行事に用いたため、重陽の節句は別名
「菊の節句」とも呼ばれています。重陽の節句では、菊の香りを移した「菊酒」を
飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
日本では平安時代の初めに宮中行事の1つとなり、菊を眺める宴「観菊の宴」が
開催されたり菊を用いた厄払いなどが行われたりしました。また、
時代とともに菊の風習は庶民の間でも広がり、江戸時代までは五節供の最後を
締めくくる節供として、最も盛んな節供だったとも言われています。
※当館でも、「重陽の節句」に向けて準備をしてまいります。