令和5年9月21日、石苔亭いしだの能舞台にて、
宮崎駿監督原案、茂山千三郎氏原作脚本の
新作狂言「障玉(さわりだま)」の完成発表会を初披露いたしました。
この新作狂言「障玉」は、宮崎駿監督が15年前から構想をあたため、
以前から親交のあった阿智村「木賊狂言保存会」の逸見尚希会長に直接
お話があり、「神々が集まる南信州で演じた方がいい・・」と託されました。
「障玉」は、宮崎監督の原案となる人形神楽「うつ神楽」に登場する
「障玉」をメインとしたもので、手にするとさまざまな災いが降りかかるという「障玉」と、
悪知恵を働かせる主人公の男との掛け合いが見どころで、
同保存会会長の逸見尚希氏が主役を演じます。
石苔亭いしだの能舞台「紫宸殿(ししんでん)」では、
日本の大切な伝統芸能の継承への思いもあり、
毎晩、能や狂言をはじめとする多彩な古典芸能を上演しております。
設立50年となる2024年には公演1万回を迎え、今回その節目を祝いたく、
新作狂言を作らさせていただきました。
「障玉」は9月中は地元園原を舞台とした復曲狂言「木賊」と「障玉」を
上演いたしまして、10月以降は学校や神社などで披露される予定となっております。
新作狂言「障玉(さわりだま)」
原案:宮崎駿監督
脚本:茂山千三郎氏(茂山狂言会)
演者:逸見尚希氏(木賊狂言保存会会長)
完成発表・初披露:石苔亭いしだ「紫宸殿(ししんでん)」