昼神温泉郷にはお湯の神様である「湯屋権現様」がいらっしゃいます。
古文書によると、正徳元年庚寅(今から約三百年前)から
昼神温泉郷に「湯屋権現社」の記録がございます。
湯屋権現様に代わり、この昼神の地をお守りいただく「湯屋守様(ゆやもりさま)」は、
毎年冬から春にかけて、湯屋権現様に代わっ てお湯に浸かって寛ぎます。
この時期は湯屋権現様をはじめ、八百万の神々がお風呂に入り
1年間のお疲れを癒されていらっしゃいます。
12月1日から2月末まで、昼神温泉の各施設の玄関先に、
それぞれお顔の異なる「湯屋守様 (ゆやもりさま)」と呼ばれる
藁でできた飾り物を置き、この地に災いが入り込まないようにしています。
これが置かれている時期は、神様が入浴されていることを示し、
この時期に昼神温泉に入湯するということは、
神様と同じ御湯に入り1年間のご利益が約束されることになります。
また、3月になるとお焚き上げの神事によって天にお帰りいただきます。
お焚き上げで残った炭を、神様が宿っているありがたい「御炭」として
体の一部に塗ることでも、一年の無病息災が約束されます。
[石苔亭いしだ] 温泉/露天風呂
心身ともに温まるひるがみ温泉の単純硫黄泉は、
強アルカリの「美肌の湯」は美容液のような滑らかさ。
ほのかに甘い湯の香りと泉質の良さが自慢です。
当館の露天風呂は、地元産の天然石を豪快に組み上げた
岩風呂となっており、晴れた日には星空を眺めながらお愉しみいただけます。